メモ帳
カテゴリ
全体 日記 思うこと 新聞 青島 マレーシアと私 読書 食 言葉 +自己紹介 旅行 膵臓日記 2018年の夏休み日記 2020年 夏休み日記 2020年 秋 2020年-2021年 冬 2021年 春 2021年夏 未分類 以前の記事
お気に入りブログ
UK Style デジデジ日記 香港に居るよ うちの食卓 Non so... きたぐにDAYS ♪kagatas' ro... たくさんのありがとうを君に… ふりぃらんす日誌 掬ってみれば無数の刹那 編集者の毎日 流されて、めんそーれ♪ デジカメ日記フロムID(... キャンベラに住みなす ろんどんらいふ 7days BBC~UK... 中国語の学習 あじさい通信・ブログ版 Kagatas* Table My Kitchen ~... だまらんど SCセンセの中国語なんで... 森の暮らし たいまぐら便り Mika's Favorite Never Know 編集王子 小紺有花の醸し塾 うちの食卓 イタリア主婦... ストリームバンク~北上川... Just The Way... team nakagawa I spy with m... その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2022年 07月 31日
イギリスに住んでいるとPCR検査と聞けばそれはすなわち長めの綿棒を喉に突っ込んで、反射的に出る嘔吐反応を抑えつつ喉の脇を左右ぬぐい、続いて同じ綿棒を左右の鼻の中に置くまで突っ込んでぐりぐりしたのち綿棒の先をプラスチックの管に入った検査液にいれる、という一連の流れを思い浮かべる。そしてイギリスに住んでいれば基本的にそれは無料の検査、である。コロナの症状がある場合や同居者に陽性患者が出た場合、それに濃厚接触者と指定されてPCR検査を受けるよう指示された場合、だけれど。
また、現在イギリスで一番身近なテストはラテラルフローテストと呼ばれる簡易検査キット。こちらも検体の採取方法はさして変わりはない。 今回の日本一時帰国にあたり、まずは渡航前日にLAMPテストなるものを受けた。検査会場に行ったら『ドライブスルー式』、助手席に座ったままで窓をあけ、おじさんが長い綿棒を鼻の中に左右交互に突っ込んでおしまい。ちょっと拍子抜けの簡単さである。反比例するかのようにしっかり料金はかかったけれど。 日本についてすぐの羽田でのPCR検査は唾液を採取して行われる。衝立の陰でできるようになっていて唾液がためやすいように試験管に差し込める漏斗も配られる。何と簡単なことか。幼い孫が何度も綿棒を喉だの鼻だのに突っ込まれるのを心配しているイギリスの友人がこれを見たらなんというだろうか。イギリスにおいて子供たちの鼻の粘膜の心配をしている声は結構あるのである。もっとも必要とされている唾液の量もけっこうなもので、シェーグレン症候群を患っている母など絶対無理だとおもわれる。酸っぱいものを思い浮かべて耳下をマッサージ、とアドバイスが書いてある。アドバイスの横にはレモンと梅干の写真。同じ飛行機で後ろの席にのっていたインド人風の3人組はどうしているか知らん、と、ちょっと思う。 宿泊施設においても2回PCR 検査があって、それが2回とも陰性なら無事『釈放』となる。いや、『仮釈放』か。まだ公共の交通機関は使えないし実家に戻っても外に出てはいけないのだから。この3回の検査は個人負担なし。 PCR検査譚には、まだ続きがある。イギリスに戻る飛行機に乗るのにやはり陰性証明書が必要となるのだ。そしてこの証明書、もちろん英語で書かれていなければならない。いったいどこでどうやってもらうのが一番やら、と時間があるのをいいことに、ネットで検索。お値段がピンキリで恐ろしく差がある。そしてイギリス入国後2日以内にもPCR検査を受ける必要があって、その予約もしておかないといけない。こちらもどこでどうやって受けるかがピンキリで値段もまちまち。コロナ禍を機に新しいビジネスに目をつけている人が少なからずいると見える。
#
by Lionmidori
| 2022-07-31 13:10
| 2021年夏
2021年 07月 29日
窓の外は夏らしい暑そうな日差し。窓が開かないのは残念だけれど昼間は熱風しか入ってこないに違いない。
現在6泊7日の『検疫所管理の宿泊施設滞在』の5日目。ちょっと一休みするのにちょうどよかったのかもしれない、と今更におもう。
思うところあって夏休みの一人での一時帰国を決意。かなり迷って、日本とイギリスそれぞれの隔離期間やかかるかもしれない経費を検討し、やはり帰ろうと決めた。その後になってから前日、いや当日にだって『濃厚接触者』となったら飛行機に乗れなくなると気づいてまたしても心穏やかでいられなくなる。息子たちも一緒なら日本のみんなも嬉しいだろうと思いつつ、日本の感染者状況がどうなるかわからず、それが飛行機の便にどう響くかわからないと思うとやはり一人での旅にする。 イギリス出国前の日本入国前の準備がややこしい。指定されているアプリをダウンロードし、厚生労働省’所定のフォーマットでPCR検査の陰性証明書を出してくれる会社を探す。イギリスの学校は学期末で年度末。それでなくても忙しい時期なのに加えてコロナ関係での雑多な事務も増え、感染者増加をたどるマンチェスターでは欠席児童の家族との連絡も怠れない。会社の帳簿つけもちょうど先の四半期の締め切りがせまる。2月頃、と言われていた緑内障の検診予約は入るは、膵臓の定期健診のMRIの連絡が来るは、息子の膝の故障が『靭帯損傷で手術が必要』との診断は下るはこんなに忙しないことがいまだかつてあったろうか? 『本当に飛行機に乗って羽田に着くまでいかれるかどうかわからないと思っておいて』と日本の家族にも言ったの真剣にそう思っていたのだけれど。オットや息子たちの方はやっぱり同じように思っていたらしく『接触確認アプリはしばらくブルートゥースを切っておいたら』と言われたり『万が一もらってきたら大変だから誘われたけど外出しないでおくね』と言われたり。21日に無事仕事がひと段落して、22日にちょこまか片付け、23日に飛行機に乗った。 文字通り部屋から一歩も出られず時差ボケがなかなか取れなかったけれどこの際もう抗わず、眠い時には昼寝、眠れないときは本を読んだり録画してあったものを見たりして過ごしていたのにさすがに日を追って現地時間に身体がなじんできた。 さて。残りの待機期間は明日を入れれば9日間。明日の夕方実家に戻れば窓が開くようになり、外気が肌に感じられるようになると思えばそれが楽しみである。たとえあの肌にまとわりつく高温多湿の空気でも。 #
by Lionmidori
| 2021-07-29 13:04
| 2021年夏
2021年 03月 25日
春分の日も過ぎて、お天気のいい日の日差しはすっかり春めいている。復活祭まであと2週間弱。
我が家では復活祭までの間である『四旬節』が終わるまでと言う期間限定で、3月からダイエットをしている。我がオット殿、そんなに太っているわけでもないのだがどういう訳か内臓脂肪レベルが結構高い。やや過剰気味の上限の13から14の間が続いていた。これを何とかしたい、Blood Sugar Dietなる糖尿予備軍の人のための体質改善ダイエットをやってみたいと言い出したのだ。お友達もやってみたというこのダイエットだか食事療法、炭水化物を減らしたうえで一日のカロリー量に気を付け運動も続ける、と言うもの。4週間分のメニューと作り方まで本にのっている。カロリー摂取量を気にせず量を多く作ればおいしそうな食事でもある。 どうせなら皆同じものを食べる方が作り手としては楽ちん、と言う訳でこのダイエットが始まった。大学に行ってちょっと体重が増えた長男は2週間、オットと私はひと月、小麦粉・コメ・芋類なしの生活が始まった。あれ、と思うほど朝ごはんの量が少ない割にはお腹は減らない。野菜が中心なのでお昼ご飯は仰天するほどボリュームたっぷり。夜ご飯も美味しくて量も結構ある。極めつけはレシピ。カロリー量が明記されている割には結構いい加減に『鶏むね肉一切れ』とか『胡瓜半本』とか書いてあるので作るほうも気楽なものである。 そんな塩梅でも毎週測ってみるとちゃんと体重だの脂肪率が徐々にへってきた。おまけにオットの内臓脂肪レベルがちゃんと下がってきたのである。毎日せっせとジムに通って運動し体重が何キロか減った時でさえびくとも変動しなかった内臓脂肪が減っている!というのでオットは大喜び。夜な夜な夕ご飯の後にビスケットの誘惑と戦い、週末にはワインの誘いに耳栓をした甲斐があるというものだ。 ダイエットを辞めたらまた上がってきてしまうのでは、と思わなくもないけれどたまにこうやって気を付けるのは悪い事ではあるまい。2週間だけ参加、と試してみた長男のひどいニキビが改善されたのもちょっと嬉しい
#
by Lionmidori
| 2021-03-25 01:53
| 2021年 春
2021年 03月 12日
今日はどの人も思っているに違いない。10年、と。
10年前、朝起きぬけのラジオでニュースを聞いた。地震・津波・福島の電子力発電所事故。あの日からしばらく、生まれて初めての表現しがたい不安定な気持ちでいっぱいになった。自分の内側が空洞になって内側から浸食されて行っているような感覚。『不安』だったのだと思う。イギリスにいて、かけらほども地震を感じなくてもそうだったのだ。あの頃、漠然と自分の故郷が消滅するのかもしれないとさえ思っていた。あの時小学生だった我が子達、何をどれだけ、どんな風に覚えているだろう。 今日も仕事は『いつも通り』だったけれど、それでも今日はちょっと特別な一日。 翌日になってわかった。昨日頭の中をぐるぐる回っていたのは10年の長さと、10年の短さと、そして10年目の記念日と言ってもそれは伸びていく線の中の一つの点でしかないという事。 #
by Lionmidori
| 2021-03-12 02:11
| 2021年 春
|
ファン申請 |
||