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2012年 05月 17日
時々ふっと食べたくなるものがある。そのひとつは銀杏。炒ってそのままでもおいしいし、茶碗蒸しに入っているのも好き。などと考えながら炊き込みご飯のレシピを探していたら銀杏ご飯のレシピを発見。春は銀杏の旬じゃないのはわかっているが中華スーパーで殻入りのを売っていたのでついつい買ってしまった。
3カップのお米に銀杏は約1カップという。我が家の子供達は炊き込みご飯があまり好きではない上、銀杏を食べたことがあったかどうか。心持少なめにいれることにする。何はともあれ銀杏をせっせと割ってコロコロ炒って薄皮をむき、3つくらいに切って、ご飯に炊き込む。ちょっと複雑な味、子供達にはどうだろう。夕食時、案の定子供達はなにやらぶつくさいっているが嬉しいことに普段と同じ量を食べている。長男が『すっぱくない?』というのにはたまげたが、今まで食べたことのない味をどう表現するか難しかったのであろう。オットは『銀杏は血行をよくするし、記憶力も良くなるのだ。試験前、ちょうどいいじゃないか。』と食べていたが『だけど銀杏といったらやっぱり甘くないと。』と付け加えるのを忘れなかった。 そうだった。マレーシア華僑にとって、銀杏とは甘い食べ物に入っている代物なのだ。白いきくらげとか赤棗、クコなどを煮込んで甘くした『ぜんざい』のような汁物、そういったものに入っているのが普通。ちなみにマレーシアの義母が銀杏を用意するときは殻をわって薄皮をむくのみならず中心にある芽のようなものもかきだしてしまう。『これがあるとえぐくてまずいから』だそうだが私にとってはこれがなくては銀杏の味がしない、と思われるところである。 夕食後、お食後に絹ごし豆腐をさらにやわらかくして甘くしたような『豆腐花』を食べていたオット、はったと私を見て『銀杏余ってない?これに入れたらおいしいと思うんだけど。』残念ながらご飯の中の銀杏はほとんど拾って食べてしまったのであわれオットは銀杏抜きで『豆腐花』を食べたのであった。 2012年 05月 10日
右腕のひじ、内側のあたりにひょっこり赤いかさかさが出現したのはたしか二月の終わりか三月のことであった。気がつけば10円玉ほどの大きさのカサカサがあって、何をつけてもなんとなくかゆい。はて、なんだろうと思ったりアトピーになったのかと思ったり。保湿クリームを塗ってもぜんぜん変化なし。おまけになんだかちょっと大きくなってきたので薬局に行ってみた。4月上旬のことである。
薬剤師さんは一瞥するなり『白癬ですね。このクリームがいいよ。』は・はくせん!?それは大変、早速お勧めの薬を購入して帰宅。しかしこの薬、2・3日塗っただけで患部がまっかに腫れ上がった。再び薬局へ。前回とは違う薬剤師さんがいて、それならやっぱりお医者さんにいって見てもらったほうがいいという。他にも使えるクリームもあるにはあるが、あれこれ散財するよりはお医者さんに見立ててもらってなんなら処方箋が必要な薬にすればいいし、だいたいお医者さんに見てもらったら本当に白癬かどうかもわかるであろう、という言い分はもっともである。 忙しくしていたので10日ほどたって最寄の診療所へ。一番暇な、つまり一番評判の芳しくないお医者さんにまわされる。こちらの言い分が耳に入っているのかどうか、処方箋なしで腫れ上がったのと同じような名前の薬を処方されてしまった。あまりにも不安なのでそこの薬局でも薬剤師さんに出てきてもらい今までの経過を申し述べる。薬剤師さんがあっと驚いている所を見ると私の気にしすぎではないらしい。『ミコナゾールのみの塗り薬ではれた人にはお勧めできない薬ですよ。だって主成分は同じだものこれ。』親切にも『この処方箋は6ヶ月間有効だから取っておくだけ取っておいて、処方箋の必要がないこっちの薬も白癬に効くからこっちを試してみたら』と別の薬を薦めてくれた。なかなか感じがいい人なのでついでにここで確認。『お医者さんは腫れが引いたらもう塗らなくていいっておっしゃったんですけど、これってはれ・赤みが消えてからも1週間は続けるんですよね?』(赤みが消えてからも1週間続けるのが正解) 『そういうお医者さんに当たっちゃうことってあるんだよね』と薬剤師さんが一緒に嘆いてくれたのがなんとなく嬉しい。国費治療のお医者さんはハズレだったけど、薬剤師さんはアタリ。 2012年 05月 08日
中国語の授業、今学期から毎回、短い文章を渡されたのをその場で読んでディスカッションもしくはロールプレイを考える、というのが加わった。文章といっても他の教科書のコピーだから語彙・文法もおおむねそう難しいわけではなくなかなか面白い。先週は『三大件の変化』という題。
三大件とは大まかにいうと日本での『家電・三種の神器』的な『所有することにあこがれる』上位3つ。日本では家電であるところ、中国では必ずしも家電とは限らないらしい。いわく70年代は時計、自転車、ミシン。80年代になると冷蔵庫、洗濯機、カラーテレビ。それが90年代になるとエアコン、コンピューターに電話となったという。そういえば私が青島に住んだ1997年、家に電話がある、という人はまだそう多くなく皆さんポケベル番号を交換するのが普通だったっけ。余談ながら電気掃除機も探すのに苦労したことを思い出した。ところで現在は、といえば家、自動車、そして子供の教育なんだそうである。中国人の生活水準とともに生活観も変化してきているという締めくくり。 読後、先生はにこやかに『それぞれのお国での三大件はなんですか?それが難しかったら、そうですね、それぞれのお国での結婚相手に求める条件、というテーマで話し合ってください。二人一組ね。』現在の日本でみんながあこがれているもの?結婚相手に求めること?そんなこと何もしらない。私の相手はイギリス人。彼もイギリスの三大件、ねぇ?と首をひねっている。 しかし、これはあくまで外国語の授業。あまり悩まず中国語を使って会話を進めることが肝心。だいたい後で内容をまとめて発表しないといけないことになっている。なにか話しておかなくては発表できない。 『日本でもこういうのがあったと聞いています。うろ覚えだけどテレビ・掃除機と冷蔵庫だったかな?』 『それって何年ごろ?』 『え~っと60年代?いや、もう少し前。50年代でしょう。イギリスは?』 『そうだねぇ僕の両親、90年代に食洗機をほしがっていたのが印象に残ってるからそれかな。いまは・・・iPhoneなんかどう?』 スマートフォンじゃなくて、あくまでもiPhone。ここで先生に質問。 『これは中国語ではなんというのでしょう?』 『リンゴ携帯電話です。』 イギリス人同級生の意見では今、イギリスの『三大件』はiPhone,iPadそしてスポーツカーだそうな。(スポーツカーの中国語は駆ける車だった。なるほど、と納得。)ここに液晶テレビを入れるかどうかで二人でちょっと迷う。でもイギリスではかなり顕著にこういったものを所有することにあこがれ、価値を見出す人とそうじゃない人と分かれるじゃないの、といいたいところで時間切れ。ちなみにもう一組のほうはイタリアとイギリスにおける『パートナー』に話が推移していた。こちらはイギリス人・イタリア人。二人ともまだ大学院生で『結婚相手』ではなくて『ボーイフレンド・ガールフレンド』に求めるものということでユーモアのセンス、とか価値観が同じかどうかなど。 ちなみにその前の週は宇宙飛行士にインタビューというテーマだったのだが、さて今週の御題はなんだろう? 2012年 05月 03日
5月にはいって3日。今のところ雨の降っていない時間のほうが長い。今朝ラジオで天気予報『南部は雨がつづきますが北西部では曇り。』ニュースキャスターが間髪入れずに『これは希望的観測ではありません。要求です。』でもとにかく雨は降らず、時折雲が薄くなって日が差している。
春の日がさすと輝くように美しいのがイギリスの春。現在日がさすと我が家の庭で大喜びで花を開くのはタンポポである。いったいどこにこれだけ隠れていたのか、と思うほど芝生のあちこちに黄色い花が咲いている。長雨の後、地面も柔らかい。タンポポ専用の除草フォークを右手にバケツを左手に庭に出る。まずは黄色い目印を目標に、と思うと手入れの悪い芝生ゆえあちこちに芝生以外のものが生えているのに目がいく。なにしろ芝生担当者は『僕の担当は芝刈りだけ』と断言してちっとも草取りをしないのである。 黄色の次に目立つのがスミレの紫。芝のみどりに黄色は良く映えそのそばに紫があったらそれは綺麗な取り合わせではある。しかし放っておいたらどれだけふえるかわからない。芝生に侵入してくる『芝生以外のもの』はなるべく抜く。タンポポはとにかく綿毛になる前に抜いておこうとあちこちに目を配っていたらなんと勿忘草まで芝生に侵入してきているではないか。雨続きになる前に芝刈りをしていたからその後もぞもぞでてきて花を咲かせたに違いない。これまた可愛い青で心をオニにしないと抜けないのであった。 芝生に関して『だいたいああいう風に一箇所に一種類のものだけびっしり生えているっていうのはかなり不自然なことなんです。』と断言したのは森林学を修めた友人。こういう言葉についつい同感してしまう上、除草剤を使うのはいやである。たとえ『小鳥に影響を及ぼさない除草剤』と銘打ってあってもどうしてこうも使いたくないと頑固に思うのか。 タンポポを引き抜くと根と葉の境目の辺りにナメクジの小さいのがいる。これも誰かの餌になるのかしらと思いながらナメクジごとバケツへに入れる。植木鉢の隙間に何匹もいるカタツムリ。でも殻の半分は空っぽで誰かに食べられた模様。生えてくる草を食べる虫がいて、その虫を食べる小鳥がいて、と思うとやっぱり除草剤よりはぼちぼち手で抜くのでいいや、というところ。たとえ我が家の芝生がみどり一色ではなくてもかまわないではないか。
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