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2010年 04月 28日
天気もいいことだし腰の調子も悪くないし、と時間制限しながら庭の手入れを始めた。我が家の庭にはちょっと困るところに生えてきてもせっかく芽を出したのに、かわいそうかなあと思って抜けない実生の芽、というのがちょいちょいある。刈り込まねば、と思っているうちに花が咲いてしまったが、思い切って今枝をつめないと夏にはどんなことになるか、という低潅木もある。ちょっと可愛い花をつけるからと気を許すと庭中はびこる草もある。ココロヲオニニシテ、とまではいかずとも草木に謝りつつ庭の手入れ、なんてこともしょっちゅうである。
で、ふと思い浮かぶのは記憶に新しい、花を気軽に手折る人々のこと。彼女らにとって、草木と言うのはもっと違った塩梅に目に映るのではなかろうか、と思い当たった。。私にとって、麗しい花は『世話をして咲かせるもの』『植えたもの』『せっかくここまで育ったものだからむげに扱ってはかわいそう』といった感情と抱き合わせだが、彼女らにとってはもっと気楽に楽しむ、季節が来たら咲き、季節が終われば散っていくと言う程度のものなのかもしれない。 考えてみれば私だってタンポポをつむのは心が痛まない。あれだけ抜いても抜いても生えてきて、そこらじゅうにあって、季節が過ぎればなくなってしまうあの黄色い花。タンポポを抜く勢いで勿忘草やブルーベル、西洋オダマキが抜けると我が家の庭も相当すっきりするはずなのだが。
by lionmidori
| 2010-04-28 22:49
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