メモ帳
カテゴリ
全体 日記 思うこと 新聞 青島 マレーシアと私 読書 食 言葉 +自己紹介 旅行 膵臓日記 2018年の夏休み日記 2020年 夏休み日記 2020年 秋 2020年-2021年 冬 2021年 春 2021年夏 未分類 以前の記事
お気に入りブログ
UK Style デジデジ日記 香港に居るよ うちの食卓 Non so... きたぐにDAYS ♪kagatas' ro... たくさんのありがとうを君に… ふりぃらんす日誌 掬ってみれば無数の刹那 編集者の毎日 流されて、めんそーれ♪ デジカメ日記フロムID(... キャンベラに住みなす ろんどんらいふ 7days BBC~UK... 中国語の学習 あじさい通信・ブログ版 Kagatas* Table My Kitchen ~... だまらんど SCセンセの中国語なんで... 森の暮らし たいまぐら便り Mika's Favorite Never Know 編集王子 小紺有花の醸し塾 うちの食卓 イタリア主婦... ストリームバンク~北上川... Just The Way... team nakagawa I spy with m... その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2012年 02月 12日
中国語の授業で『映画をみて感想文を書いてくること』という宿題が出た。見てくる映画は帳芸謀(チャン・イーモウ)の『金陵十三钗』英題The Flowers of Warという。先生は『授業で見る時間がないからそれぞれで見て短い感想文を書いてくるように。帳芸謀の映画だし、いいんじゃないかと思います。』とおっしゃった。しかし。中国語の題とあって、どの生徒もいまひとつぴんと来ないまま、『ハーイ』とだけお返事。自宅で調べてみれば、この映画中国で12月16日に封切られたばかり、まだそんなに簡単に見られない映画なのだ。おまけに舞台は1937年南京。日本での報道によればこの映画、目下中国で反日感情をあおりにあおっているというではないか。やれやれ。80年代生まれの先生、まるっきり思い及ばなかったのか、あえて、なのか。さすがに悪意があってのことではないと思うけれど。
青島で中国語を習い初めてたどたどしくも何とか会話が出来るようになったころ、大学側企画で小旅行が行われた。夏のことだと記憶している。中国語を学ぶ学生たちが1週間かけて連れて行ってもらった『遠足』は『南京・黄山』だったっけ。あの時日本人の学生は私一人。アメリカ人のお父さん、中国人のお母さん、という学生が一人。あとはすべて韓国人の生徒だった。出発の何日か前に私の両親くらいの年齢の学生が『日本軍が南京で何をしたか知っているのか。』と尋ねた時の厳粛な面持ちは忘れられない。 おもえば初めてマレーシアに行った折、夫の祖母から戦争中の話を聞かされた。シンガポールからペナンに連れ戻される際、日本軍からどんなにひどいめにあったかと言う話。つい最近になって、義母のいとこが話のついでに教えてくれたのだが15・6年前の結婚披露宴の際、ペナンにいる親戚の中には私の家族と同席した夫の親類に『日本人なんかとよく同席できるな』とまで言った人もいたのだとか。あまり頻繁に顔を合わせない間柄とはいえ、そういうことがあってもその人もお義母さんもお義父さんも黙っていてくれたわけだ、と改めてありがたかった。 イギリス生まれのユダヤ人であるある友人は、ドイツ人のボーイフレンドと結婚まで考えたけれど、歴史的背景で、本人たちはともかく親や親戚がどうしても構えてしまうのであきらめて別れた、と言っていたっけ。 押しつぶされず、無関心でもいず、というのはなかなかむつかしい。 『金陵十三钗』いずれ見てみようかと思うが普段から海賊版は避けられるだけ避ける主義。今回、それをまげてまで見て感想文を書く気はさらさらない。というわけで替りに我が家にあった『十月围城(孫文の義士団)』を観賞したのであった。
by Lionmidori
| 2012-02-12 18:21
| 思うこと
|
ファン申請 |
||