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2014年 04月 29日
今回のマレーシア旅行、最大の理由は2番目の義弟の『結婚式』であった。実は去年の8月に長くつきあっていた女性と入籍はしているのだが宴をはじめ儀式のほうを行っていないのでそれをなるべく兄弟姉妹のいるときにやりたい、というわけで私たちもオーストラリアの義妹たちもマレーシアにもどったのである。
あたらしい『お嫁さん』は義弟の高校のときのガールフレンド。そのあと二人は紆余曲折をへて、結局いつやら付き合いを再開したので私より長く家族と付き合いがある。お嫁さんの実家もまだイポーにあるのだがお姉さん一家ががクワラルンプール在住であるし、当の二人もクワラルンプールに住んでいるというわけであれこれすべてクワラルンプールにておこなわれた。 段取りとしては『式』の当日、新郎および新郎一家の代表がお嫁さんを迎えにお嫁さんの実家へ出向く。このたびはお嫁さんのお姉さんのおうちであった。お嫁さんの家にてあちらの親戚とお茶の儀式をおこなったあと今度はお婿さんの家にもどって(このたびは新郎の弟の家)そこでお婿さんの親戚とお茶の儀式を行う。で、その日の夜に披露宴が行われるのだ。お茶の儀式は甘いお茶を用意して要するに夫婦が義理の両親や親戚と杯をかわすのである。漠然としていてよくわからないのだがこのお茶の儀式というのは福建省の習慣らしい。一応お嫁さんも福建省系のお家なので双方で行われたものと思われる。(一番下の弟が結婚したときはお嫁さんは広東圏の人であちらの家ではお茶の儀式はなかった。) オットの家は中国語が読めない事もあってかこういった行事はかなりおおざっぱである。玄関に飾る赤い布も適当にプリーツ寄せて飾っといて、と日本人の嫁にまかして平気。なぜか義妹二人と姪っ子、私の4人は先にお嫁さんの家にいくのだといわれ先に出発。夫、義弟二人と我が家の次男はお婿さんのお供で後発である。オットの両親は義弟の家にて待機。長男は新郎新婦が義弟の家についたときに自動車のドアを開ける役なのでこれまた自宅待機である。 私たちがお嫁さんのいる家に着いたとき、ウェディングドレス姿のお嫁さんはご両親や兄弟、それに甥っ子たちと記念写真撮影中。ドレスは裾の長いイギリスでも見るようなドレスで長い髪をアップに結ってベールもつけている。しかし靴が紫、というところがいかにも華僑である。白は経帷子の色、白一色はお葬式の色なので靴まで白なのは縁起が悪いのだ。お庭に軽食用のテーブルが設置され私たちがついてから可愛いカップケーキだのナシラマだのが素敵に出された。いつの間にやらお嫁さんの姿は消え、男性陣の到着を待ちながら軽食を楽しむ。 男性陣到着。お婿さんが降りる前に派手にクラクションを鳴らすようにうながされる。さて、お婿さん登場。お婿さんは我が家の次男坊を引きつれお嫁さんが引きこもっている奥の部屋の前までいって、出てきてくれるよう懇願する。『幸せにするから、出てきてください!』お嫁さんが『そうね~。なにか歌って頂戴。』そこでお婿さん、わが次男坊に向き直って『歌ってくれ!君はそのために僕についてきたんだろう?手伝って!』そんなこと聞いてなかったよ、と次男。『お嫁さんが出てきてくれなかったら困るんだから何でもいいから歌って!』せっぱつまって歌ったのは『ハッピーバースデー』哀れに思ったのかお嫁さん、その一曲で出てきてくれた。やれやれ。 で、お茶の儀式である。客間にしつらえられた二つの椅子にまずはあちらのご両親がすわり、新郎新婦がそれぞれ二人にお茶を差し出す。使うのは小さな杯風のお茶碗である。あちらのご両親からは二人に金のネックレスやブレスレットを贈るのが習慣だ。次はお姉さん夫婦。こちらも目上なのでこちらが椅子に座り新郎新婦がお茶を差し出す。残るはお嫁さんの弟夫婦と甥っ子たちなので今度は新郎新婦が椅子に座る。で、差し出されるお茶を飲み、お祝儀を渡す、という次第。相対的に椅子に座る人がお祝儀やプレゼントを出す『位』なのである。甘いお茶というのは幸せな結婚生活と引っかけてあるらしく『甘いでしょう?』『甘い甘い』などと言い合っている。 このあと義弟の家にもどって同じようにお茶の儀式。オットの両親がお嫁さんの家には出向かなかったようにお嫁さんのご両親はいらっしゃらなかったけれどお姉さんご夫婦と甥っ子たち、それに弟さんご夫婦はこちらの家まで出向いていらした。 これが終了したところでこちらのほうで準備した『軽食』をいただき一段落。お嫁さんはここでお色直し。ウェディングドレスからこれまたシンプルだけど素敵なタイトなドレス姿になった。飲茶にいざいかん。
by Lionmidori
| 2014-04-29 07:44
| マレーシアと私
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