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2007年 01月 17日
夫と知り合った頃、『作れる?』と聞かれた料理はカリーパフだった。『カリーパフって何?』と聞いたら、『カリーパフを知らないの!?』と驚かれ、いったいどこの国のどんな料理なんだろうといぶかしんだのを覚えている。
ようはドライカレーをパイ生地のような生地でくるんで揚げたもので、マレーシア風サモサといおうか、揚げ餃子風の食べ物と言おうか。丸く抜いた生地に具をいれて半分に折り、端をつまんで、ひねって、と繰り返しながら留めていくとふちがフリルのようになる。マレー人が作るか、華僑が作るか、はたまたインド人が作るかで生地やサイズが違ってはくるが、マレーシア人ならみんな知っていて誰でも食べたことのあるスナック。おやつによし、パーティーによし。 初めてマレーシアに行ったとき、義父母は新しい家に越したばかりで、ハウス・オープニングのパーティーがあった。インドネシアに住む親戚やペナンの親戚などもやってきて、ご馳走を作ったり買ったり、準備におおわらわ。当然のように100個を超えるカリーパフも作られた。台所で女たち5人ほどでせっせと準備していたのだけれど、端をつまんでひねって、というのが案外難しくてなかなかOKが出なかった。 『カリーパフは餃子と同じくらい良く作るらしい。とすれば、カリーパフをうまく包めなかったら餃子もつくれない、っていうような感じだろうか。そんなお嫁さんのことを恥ずかしいと思うかもしれないなぁ。違う国の人だからしょうがないんだけど・・・。』何度やってもうまくいかず、かなり落ち込みかけたところ、インドネシアから来ていたキンポー(おばさん)が、福建語でなにやらいって、ゆっくりゆっくりやって見せてくれた。『ようく見れ。』とでも言ったに違いない。つめをうんと長く伸ばした、しみの浮いているキンポーの手を今でも思い出すことができる。彼女の指を見つめているうちに、なんだか気が楽になって、そうしたらできるようになっていたのである。 明日はお客さん。カリーパフを作ろうかと思い立った。このエントリーを書くついでに検索をかけてみたらWikipediaのほかにLittle Malaysiaというサイトに行き会った。マレーシア華僑の女性と一緒に日本で暮らしている人のウェブサイト。美味しそうなマレーシア料理のレシピがいくつも載っている。ぜひのぞいてみてほしい。
by lionmidori
| 2007-01-17 00:18
| マレーシアと私
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