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2005年 03月 02日
英語での暮らしには何度か節目に思われる時期があった。節というより瘤だろうか。アメリカに留学して1年目、2年目、4年目くらいにそれぞれ小さな自信のようなものが芽生え、その都度ああ、まだまだなのだとちょっと落ち込みそれでも少しづつ上達していったのだろう。
アメリカで4年大学生活を送り卒業してからイギリスに来た。日常会話は何とかいけるようになったぞと思っていたのに、マンチェスターに着いたらバスの運転手さんの言っていることがわからない。発音も違えば語彙も違う。DuckとDogを聞き違えて笑われ、英語での生活5年目になってもこんなものかと落ち込んだ。聞けばすぐわかるアメリカ訛がだんだんと抜けてきたころ、イギリス英語でも何とかやっていけそうな気がしてきた。 何年か後、オットとともに初めてマレーシアに行った。僕の家族はみんな英語が上手だから何も問題はないよ、と断言していたオット。確かに彼の両親や兄弟とはほぼ問題なかった。が、微妙にずれを感じる。ある日、オットのおばあちゃんに"Yuko, Such a sui baju!" といわれ、何度も聞き返したが意味がさっぱりわからずどうしようかと思った。ご当人は英語で話しているからわかるはず、という確信に満ちた顔つきである。あとで、Suiは福建語で美しい、Bajuはマレー語でドレス(ワンピースなどもこの範疇に入る)と判明。わからなくって当然、と思って初めて気がついた。結構、英語の中に広東語やマレー語、その他マレーシア英語の表現がちりばめられているのである。 一番最近の大きな瘤は7年近く前に青島に行った頃が一番山場だった。英語で思考し、表現する私と日本語の私がちょっと違う人格なのに気づいてしまったのである。特に英語で生活するもののアジア人の義父母といる時や青島での毎日に非常に疲れを感じていたのだけれど、その原因がこれだった。だんだんと調和が取れるようになってきたこのごろだ。 さて、たんこぶサイズの出来事は日常茶飯事である。今でもマンチェスター訛の強い人に一対一で冗談を聞かされるのはぞっとしないし、聞き間違いや発音の間違い、いろいろある。オットに直しなさい、といわれているのは電話の受け方。Helloの言い方がまるっきり無愛想なんだそうである。本人のやる気の問題で、僕は強制できないけど、本当に感じが悪い、といわれた。私の友人はそんなことないととりなしてくれたけど、さあ、これはどうしようかな。
by lionmidori
| 2005-03-02 10:02
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