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2011年 02月 16日
ふと立ち止まって自分の暮らしぶりを振り返ってみると『人生の分岐点』があった場所に目が行く。留学を決意した19歳のころ。『短大をでたら、仕事について3年も仕事をすれば退職金が出るのだからそれから行けば』という父の提案には聞く耳持たず、『そんなに長い事、ぐずぐずしていられない』という思いに駆られていた。短大を卒業した年の夏にはアメリカに渡ったのだけれど、あの時一回就職していたら人生大きくかわっていたことは確かだ。
アメリカではまず短大に籍を置き卒業するときに4年制の大学に編入したが受け入れを許可してくれた大学のうち、どこに行くかで大いに迷った。これもかなり大きな分岐点だったと思う。そして大学卒業の頃。卒業式に来てくれた母に、日本に帰って就職することに迷いがあると打ち明けたのを今でも覚えている。それでもコーネル大学で行われていた日本語教師養成講座の夏期講習を終えてからとりあえず帰国するつもりだった。だが、講習中に大学の日本語講座を見学に来たマンチェスター大学の先生からマンチェスターで行われる夏期講座での仕事の話を聞き、だめでもともとと腹をくくって手書きの履歴書をファックスで送ったらそれが通ったのだ。2ヶ月の予定だったのに、1年間のポストを公募するから興味があるなら応募しなさいと上司にいわれ、結局夫の転勤までの4年半をマンチェスターで過ごした。 夫の中国転勤の話が出た折、自分なりに『仕事をやめて夫について行く』ということについて迷った。同僚もどこまで本気だったかどうかはともかく『あなたがいなくなったら過去のテストや書類を見つけ出せないから単身でのこらない。』ともちかけられた。自分で行きたいと選んだわけではない国で、あたらしい言葉を習いながらの暮らし。13年前、中国に住まなかったら今の私とは随分違う私がいることだろう。 イギリスに戻って、何度か日本語を教える職に戻る機会がなかったわけでもないが、他のこととのバランスをとって仕事をする自信がなくその道からは遠ざかったまま。もうそういうきっかけはないかも知れないとも思うけれど今はこれでいい。たぶん。きっと。 こんなに分岐点が気になるのはそろそろまた自分の行く方向を見定めようという気持ちになっているから。まだまだエネルギー充填120パーセント、というところまではいってないのだけれど『分岐点』は気概満々のときばかりにやってくるとは限らない。
by lionmidori
| 2011-02-16 06:58
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