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2018年 04月 09日
我が家の長男は18才。小さいころからずっと蜘蛛が怖いという。イギリスには毒のある蜘蛛などほとんどいないし、我が家で家の中に出る蜘蛛といえば見た目もなかなかつまらない地味な蜘蛛一種類。しかしそれでもなんの因果か蜘蛛はいやという。 子供たちが小さかった頃、マレーシアの義父はなにかというと『悪い事すると蜘蛛がきて捕まえられちゃうよ』といっていたが、あれが原因だろうか。そんなことすっかり忘れていたのだけれど、先だって2・3日続けて長男が一階のお手洗いにしか行かないのに気が付いた。春休みで受験生の長男はほぼ毎日自宅で勉強中である。はて、二階のお手洗い、誰かが使っていたの?と聞いたら『あのね。』と日本語で教えてくれた。『ほらあれ。くま。』『熊⁉』『あ、くま、じゃなくてくも。すごく大きなの。』一瞬巨大な熊が二階のお手洗いにいる図を想像してしまった。ちょっときてきて、と言われて蜘蛛なんかいたっけとあちこちの隅を見たけれどどこにもいない。ご本人は外から排水管の後ろも見た?ドアの後ろは?と細かく聞いた挙句じゃあ大丈夫だね、とほっと一息。 かつて兄ちゃんのために蜘蛛を捕まえては外に投げ出していた次男はもう一息で15歳。兄がどれだけ蜘蛛が嫌いか思い当たった様子で今度蜘蛛捕まえたら持って行ってあげるよ、とにんまりしていた。
by Lionmidori
| 2018-04-09 23:40
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