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2018年 12月 09日
病院から自宅まで徒歩30分弱。間にはコーヒーの飲めるところもあることだし、と言う訳で夫と二人ぶらぶら歩いて帰ることにした。少し風に吹かれて歩いた方が頭の中も落ち着くというものだ。
時々寄るパブでコーヒーと軽食を頼み、まずは職場の上司に電話。『明日ゆっくり報告しますけど』前回の検査からわずか一週間。おまけに外科医に呼ばれたとあっては彼女もちょっと思うところがあったらしく、とにかく心配しないで必要なだけ休むように言ってくれた。次に子供たちにどういう風に伝えるのがいいかちょっと考える。夏に日本の診療所でのエコー検査で嚢胞が見つかった時点から随時どんな検査を受けているか子供達とも話していた。 帰宅してから次男の帰りを待って長男にも電話。スピーカーにして二人まとめて話をする。『とにかく癌じゃないから』その一言が家族にとってどれだけ心強いものかというのがよく分かった。本人にとっては癌じゃなくても『膵臓を切る』と言われて十分おおごとだとおもって動じないようにしていたのだけれど、子供たちや夫にとっては『癌じゃない』という安心の方がずっと身近に大きく感じられることなのだった。当たり前と言えば当たり前なのだけれど。 次男の担任の先生にもメールで連絡しておく。大学の方への連絡って必要だろうか、と少々悩む。で、次の『難関』は日本やマレーシアの家族への報告である。私の受け止め方が話の仕方にも反映されるだろうし、それによって受け止められ方も違ってくるに相違ない。 要点をおさらいしつつ考えるに、どこをどうとっても幸運であるというその一言に尽きるというのが結論だった。偶然みつかった嚢胞、ぎりぎり日本で受けたMRI、その結果見つかった二つ目の嚢胞。日本で受けた健康診断でもちゃんと病院に回してくれたイギリスの診療所。そういったことだけではなく、夏の終わりからずるずると読んでいた本の内容とか、友人との会話とか、私の受け止め方に微妙に影響を及ぼす沢山の事も『タイミングよく』重なってここまで来た感がある。後日、牧師さんが『僕が神様を信じていなかったとしても、この展開には神様の意図を感じちゃったと思うよ』とおっしゃったけれど全く同感。付け加えれば選択の余地がない位癌化に近づいているというのも実は幸運だと思っている。 肯定的な事に考えを集中して、心配しても仕方のないことは極力心配しないこと。無駄に大騒ぎする必要はないけれど、私の人生の一大事ではあるので、なるべくちゃんと自分ではっきり伝える事。 家族にも、職場にも、友人たちにも、その路線で進行中。
by Lionmidori
| 2018-12-09 17:34
| 膵臓日記
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