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2005年 12月 14日
Memoirs of Geishaがアメリカで出版されたのがいつごろかは知らないけれど、イギリスでもかなり売れている本だったのでどこの書店でも目に付くから読んでみようか、とは思っていた。近所のおじさん、おばさんにまで、読んだ?ときかれたものだ。それがスピルバーグ監督で映画化されるというのはうすうす知っていたけれど、役者が誰なのかも知らなかったし、この本の日本語訳が出版されていたことも知らなかった。
テレビのCMで初めて、『あれ?日本人の女優じゃないの?』ジャン・ツィイー、今度は日本人の、それもゲイシャの役だなんてって、中国では非難されているらしい。もともと、彼女は中国では否定的に見られている役者だ。コン・リーだってそうだったけれど。おまけに『ゲイシャ』という言葉の持つイメージはかなり良くない。 日本ではすでに封切られたためか、あちこちで話題になっている様子。どうやら、見る側の気の持ちようで意見が分かれる映画らしい。日本人ではない作家の作品を日本人ではない監督が主には日本人ではない観客の為に作ったんだから、映像と話の筋だけ、虚構の作品として楽しめばいいと思えば楽しめるという程度の映画なのかもしれない。ベビーシッターを頼んでまで観にいこうとは思っていないけれど、機会があったら見てみたいような気はする。
by lionmidori
| 2005-12-14 07:09
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