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2006年 09月 09日
おととい、上の息子の前歯が1本抜けた。より正確に言うと、夏中ぐらぐらだった歯を1本、見かねて抜いてやったのである。なにしろ、大好きな人参も、長いこと犬歯でチョビチョビかじらなければならなかったし、とうもろこしも茎からはかじれなかった。極めつけは、その日の夕食前に、『見て!』と見せられた前歯が1回転して向きが逆になっていたこと。これだけ大事に緩めたのなら、もういい加減、抜いても良かろうと思ったのだ。
案の定、ちょっと引っ張ったらポロリと抜けて血も出なかった。問題は、この歯をどうするか。我が家では妖精が来て引き取ってくれるのだ。それは良いのだが、叔父さんにもらった入れ物ではなくて、枕の下に入れるという。この入れ物、息子の誕生祝にまだ歯が1本も生えていないというのに、マレーシアから送られてきた。たいそうかわいらしい、錫の入れ物で、ふたに熊がついている。前回、その前と大変役に立ったのだ。 『この入れ物じゃなくしたら、もっと大きなコインを持ってきてもらえるかもしれないもの。』なるほど、この入れ物に入るのは50ペンスのコインまで。しかし、大きさと、金額はまるっきり関係ないのだ、実は。 イギリスでは歯が抜けると大抵、歯の妖精が歯を持っていってコインを置いていってくれる。相場がいくらくらいなのかよく知らないまま、50pというのは多すぎるくらいかと思っていた。しかし、話を聞いていると、クラスメイトによっては1ポンドというお金持ちな妖精がついている子供もいるらしい。1ポンド玉のほうが、50pのコインより大きさは小さいのに入れ物が大きければ金額も多くなるかと思っているところが可笑しい。 さて、その夜。『妖精』は散々枕に入った歯を捜したのだが見つからず、とりあえずコインを入れておいた。翌朝、子供の声で目が覚めた。『妖精、来なかった!』ちり紙に包んだ歯を握り締めて半べそである。『歯が見つからなくて、コインだけ置いてったんじゃない?よく探して御覧なさい。』と声をかけておく。『妖精』のやきもきした気持ちを知らずにコインを見つけた子供の歓声が上がる。ちなみにオットは『マレーシアにはこういう妖精はいなかった。』といって、一切手伝ってくれない。
by lionmidori
| 2006-09-09 05:56
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